在宅で過ごす時間が増えると、何をしたらいいかわからなくなる方は多いです。
テレビはずっと見ていると疲れる。散歩は天気や体調に左右される。読書は目が辛い。編み物は手先がうまく動かない。「何かしたいけど、できることがない」という状態が一番つらいという声を、介護の現場でよく聞きます。
そんな中で、最近注目されているのが「塗り絵」です。しかも、従来の紙の塗り絵ではなく、スマホ・タブレット・パソコンで楽しむデジタル塗り絵が広がっています。
在宅の趣味に塗り絵が向いている理由
在宅での趣味に求められる条件は、意外と厳しいです。
ひとりでもできること。道具や材料を買いに行かなくていいこと。座ったままでできること。長時間でなくてもいいこと。そして「やった」という実感が得られること。
塗り絵はこれらの条件をすべて満たします。1枚5分〜15分で完成できるので、体力に不安がある方でも無理なく取り組めます。完成したときの達成感は、日常の中で意外なほど大きな存在になります。
さらに、塗り絵は脳の複数の機能を同時に使う行為です。「見る」「考える」「手を動かす」が同時に行われるので、テレビを見ているときよりもずっと脳への刺激が多いとされています。
「老眼だから無理」は過去の話
在宅の高齢者が塗り絵を避ける理由で一番多いのが、目の問題です。
「線が見えない」「どこを塗ればいいかわからない」「老眼鏡をかけても細かいところがぼやける」。紙の塗り絵だと、これらの問題はどうしても解決が難しいです。
でもデジタルの塗り絵なら話が変わります。
まず、ピンチ操作で画面を好きなだけ拡大できます。細かい部分を大きく表示して塗り、全体を確認するときは縮小する。紙では絶対にできない操作です。
画面の明るさも調整できます。白内障でコントラストが下がっている方でも、明るい画面なら輪郭線がはっきり見えます。
さらに、デジタルの塗り絵は輪郭線自体を太く設計できます。一般的な紙の塗り絵は0.5mm〜1mmの細い線ですが、デジタルなら3mm以上の太い線で、どの拡大率でもはっきり見えるように作れます。
手が震えていてもきれいに塗れる
もうひとつの大きな壁が、手の震えです。65歳以上の約5%が本態性振戦を持つと言われています。
紙の塗り絵では、手が震える方への工夫として太い画材を使う、大きなサイズにするなどの対策がありますが、限界があります。震えがひどい方は太い線でもはみ出してしまい、「やっぱりダメだ」となってしまいます。
デジタルの塗り絵では、この問題を技術で根本から解決できます。
タップ塗りは、領域を指でタッチするだけで一瞬で色が塗れる方式です。なぞる必要がないので、手の震えはまったく関係ありません。
はみ出し防止は、どこを触っても線の外側に色がつかない仕組みです。震えがあっても、結果的にきれいに仕上がります。
消しゴム機能があるので、色を間違えても何度でもやり直せます。「失敗した」というプレッシャーがなくなり、気楽に取り組めます。
紙とデジタル、どちらを選ぶか
紙の塗り絵にもいいところはあります。鉛筆やクレヨンを握る触覚の刺激は手指の運動として優れていますし、紙に色を重ねていく独特の質感は紙でしか味わえません。
ただ、在宅で「ひとりで」「毎日」「無理なく」続けるという条件で考えると、デジタルの方が有利な点が多いです。
色鉛筆やクレヨンを買い足す必要がない。印刷する手間がない。失敗してもやり直せる。完成作品がスマホに自動で保存される。そして何より、老眼でも手が震えていても、きれいに完成できる。
「どちらが優れているか」ではなく、ご本人が続けられる方を選ぶのが大事です。でも「紙だとうまくできないから塗り絵は無理」と思っている方には、ぜひデジタルを試してみてほしいです。
最初の1枚で変わることがある
在宅で過ごす高齢者にとって、「今日これをした」と言えることがあるかどうかは、思っている以上に大きいです。
1枚の塗り絵を完成させるのにかかる時間はほんの数分。でも完成したとき「きれいにできた」と思える瞬間は、その日の気持ちを変えてくれることがあります。
塗った絵を家族に見せて会話が生まれることもあります。「今日はチューリップを塗ったの」「きれいな色だね」。そんなちょっとしたやりとりが、在宅生活に彩りを添えてくれます。
「ぬりえる」で始める塗り絵
「ぬりえる」は、まさに老眼や手の震えがある方のために作った塗り絵サービスです。
タップするだけで塗れるかんたん操作。ピンチで自由に拡大できるので老眼でも安心。はみ出し防止機能で、震えがあってもきれいに完成できます。
登録不要・広告なし。スマホでもタブレットでもパソコンでも、ブラウザからすぐに始められます。アプリのインストールは不要です。毎日1枚、無料で楽しめます。
高齢者向けの塗り絵の選び方で迷う必要もありません。季節に合った塗り絵を「きょうの一枚」として毎日ご提案しているので、好きなものを選んでタップするだけです。
最初の1枚は、きっと思ったより簡単に完成します。